雇用保険の加入期間を確認する方法は?被保険者番号が分からない時の調べ方と名寄せの注意点

 「雇用保険被保険者証を紛失した」「自分の加入期間が正確にわからない」という悩みは、転職活動中の方にとって非常に大きなストレスですよね。

特に「被保険者番号」が分からないと、新しい職場での手続きが滞ってしまうのではないかと不安になるものです。しかし、安心してください。実は、番号が分からなくても、ハローワークで簡単に調べることができ、加入履歴の統合(名寄せ)もスムーズに行えます。

この記事では、雇用保険の加入期間を確認する具体的なステップから、番号が不明な時の対処法、そして意外と知られていない「名寄せ」の注意点まで、専門的な視点から分かりやすく解説します。


1. 雇用保険の加入期間を確認する3つの方法

「今の会社に何年入っているか」「前職までの合計期間は?」これらを確認する方法は主に3つあります。

  • ハローワークで「照会」する(最も確実)

    「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」をハローワークに提出することで、これまでの全加入履歴を記載した回答書を受け取れます。

  • マイナポータルで確認する

    マイナンバーカードをお持ちであれば、スマホから「マイナポータル」にログインし、「雇用保険の資格取得・喪失履歴」を閲覧できます。自宅にいながら24時間確認できるため非常に便利です。

  • 離職票を確認する

    直近で退職された方は、手元にある「離職票-1」や「離職票-2」に加入期間が記載されています。


2. 被保険者番号が分からない!そんな時の調べ方

転職先から番号を求められたけれど、証書が見当たらない…という場合、以下のルートで特定が可能です。

ステップ①:身近な書類をチェック

まずは、以下の書類に11桁(4桁-6桁-1桁)の番号が印字されていないか確認しましょう。

  • 給与明細: 会社によっては備考欄などに記載されています。

  • 離職票: 過去に退職した際のものがあれば必ず載っています。

ステップ②:ハローワークの窓口で相談

書類が一切なくても、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)を持ってハローワークへ行けば、その場で照会してくれます。

ポイント: 電話での問い合わせには、個人情報保護のため一切応じてもらえません。必ず本人が窓口へ向かうか、郵送での手続きが必要です。

ステップ③:転職先の会社に任せる

実は、新しい会社に「番号が分かりません」と正直に伝えても、会社側が「前職の会社名・氏名・生年月日」をもとにハローワークへ照会をかけてくれるケースがほとんどです。無理に自分で解決しようとしなくても、事務担当者に相談するだけで解決することもあります。


3. 「名寄せ」とは?複数の番号がある時の注意点

稀に、過去の転職時に新しい番号が発行されてしまい、一人の人間に対して複数の被保険者番号が存在してしまっていることがあります。これを一本化することを「名寄せ(統合)」と呼びます。

なぜ名寄せが必要なのか?

雇用保険の加入期間は、失業手当の給付日数や、育児休業給付金の受給額に影響します。番号がバラバラのままだと、**「本来もらえるはずの金額や日数が減ってしまう」**という大きなデメリットが生じる可能性があるからです。

名寄せの際の注意点

  • 自己申告が必要: ハローワーク側で自動的に統合してくれるわけではありません。複数の番号に心当たりがある場合は、窓口で統合の手続きを依頼しましょう。

  • 空白期間に注意: 前職を辞めてから次の就職まで1年以上空いている場合、原則として期間は合算されません。ただし、特定の理由(病気や留学など)がある場合は特例が認められることもあるため、専門官に相談するのがベストです。


4. 信頼できる情報でペナルティを回避

ネット上には「番号を適当に書いてもバレない」といった誤った情報もありますが、これは厳禁です。

  • 二重加入の防止: 虚偽の申告をすると、雇用保険の二重加入となり、後の給付金受給時に不正受給を疑われるリスクがあります。

  • 正確な情報の提示: 会社はあなたの雇用保険手続きを「義務」として行っています。正確な情報を提示することは、自分自身の権利を守ることにも繋がります。


5. まとめ:番号不明は「ハローワーク」で即解決!

「雇用保険被保険者証がない」「番号がわからない」と悩む時間はもったいないです。

  1. まずはマイナポータルで履歴を確認してみる。

  2. 分からなければ、身分証を持って最寄りのハローワークへ行く。

  3. 複数の履歴がある場合は、その場で「名寄せ」を依頼する。

これだけで、将来受け取れるはずの給付金を守り、新しい職場での手続きもスムーズに完了します。少しの手間で大きな安心が手に入りますので、早めのアクションを心がけましょう。