【意外と知らない?】「つみたてNISA対象外」のインデックスファンドを選ぶメリット・デメリットを徹底解説!
こんにちは!「つみたてNISA」でコツコツ積立投資をされている皆さん、素晴らしいですね!非課税で資産形成ができるつみたてNISAは、本当に魅力的な制度です。
でも、ちょっと待ってください!つみたてNISAの対象商品以外にも、魅力的なインデックスファンドがあることをご存知でしょうか?
「え?つみたてNISAで十分じゃないの?」
「対象外って、なんかリスクが高そう…」
そう思われるかもしれません。しかし、実はつみたてNISAの対象外のインデックスファンドを選ぶことにも、メリットとデメリットが存在します。
この記事では、
- なぜつみたてNISAの対象外のインデックスファンドを選ぶのか?
- どんなメリットとデメリットがあるのか?
- どんな人が選ぶべきなのか?
といった疑問に、分かりやすくお答えしていきます。新しい投資の選択肢を広げたい方、もっと効率的に資産を増やしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
そもそも「つみたてNISA対象ファンド」って何?
まず、大前提として「つみたてNISA対象ファンド」とは何なのか、簡単におさらいしておきましょう。
つみたてNISAは、金融庁が「長期・積立・分散投資に適した投資信託」として、一定の要件を満たした商品のみを対象としています。具体的には、
- 販売手数料が無料(ノーロード)
- 信託報酬(運用コスト)が低水準
- 頻繁に分配金を出さない(再投資される)
といった厳しい基準をクリアしたインデックスファンドや一部のアクティブファンドが選ばれています。
つまり、つみたてNISAの対象ファンドは、**「投資初心者でも安心して長期投資に取り組めるように、国がお墨付きを与えた優良商品」**と言えるでしょう。
なぜ「つみたてNISA対象外」のインデックスファンドを選ぶの?
では、なぜわざわざ「つみたてNISA対象外」のインデックスファンドを選ぶことを検討するのでしょうか?それは、主に「新NISA(2024年からスタートした非課税投資制度)」の「成長投資枠」を活用する場合が考えられます。
新NISAでは、つみたてNISAの対象商品に加えて、より幅広い金融商品に投資できるようになりました。この成長投資枠では、つみたてNISAの対象外であるインデックスファンドも選択肢に入ってきます。
「つみたてNISA対象外」のインデックスファンドを選ぶメリット
つみたてNISAの対象外のインデックスファンドを選ぶことには、いくつかのメリットがあります。
1. より低コストなファンドが見つかる可能性がある
つみたてNISAの対象ファンドは、信託報酬が低水準であることが条件ですが、実は「つみたてNISA対象外」のファンドの中には、さらに信託報酬が低い、超低コストなファンドが存在することがあります。
特に、海外ETF(上場投資信託)を買い付けるタイプのファンドや、ごく一部の指数に連動するファンドなどで、コスト競争が激しい場合があります。
メリットのポイント:
- 長期的な運用において、わずかなコストの差が最終的なリターンに大きく影響します。
- より低コストなファンドを選ぶことで、手元に残る利益を最大化できる可能性があります。
2. より多様な指数(インデックス)に投資できる
つみたてNISAの対象ファンドは、主にS&P500や全世界株式(MSCI ACWI、FTSE Global All Capなど)、日経平均株価などのメジャーな指数に連動するものが中心です。
しかし、「つみたてNISA対象外」のファンドの中には、
- 特定のセクター(例:半導体、クリーンエネルギーなど)に特化した指数
- 高配当株に特化した指数
- 新興国の小型株指数
など、よりニッチな、あるいは特定のテーマに絞った指数に連動するファンドが存在します。
メリットのポイント:
- 自分の興味や将来性を見込む分野に特化して投資したい場合に、選択肢が広がります。
- より細かくポートフォリオを構築し、分散効果を高めたり、特定のリスク・リターンを狙ったりすることが可能です。
3. 個別のニーズに合わせた投資戦略を立てやすい
上記2つのメリットとも関連しますが、対象外のファンドを選ぶことで、よりパーソナルな投資戦略を立てやすくなります。
例えば、「メジャーな指数はつみたてNISAで積み立てつつ、成長性が期待できる特定のセクターにはNISAの成長投資枠で特化して投資したい」といった、柔軟なポートフォリオ構築が可能になります。
「つみたてNISA対象外」のインデックスファンドを選ぶデメリット
もちろん、メリットばかりではありません。「つみたてNISA対象外」のファンドを選ぶ際には、いくつかのデメリットも理解しておく必要があります。
1. コストが高いファンドも混ざっている可能性がある
つみたてNISAの対象外であるということは、金融庁の厳格な「低コスト」という基準を満たしていないファンドも含まれるということです。販売手数料がかかるファンドや、信託報酬が比較的高いファンドも存在します。
デメリットのポイント:
- 何も知らずに選んでしまうと、余計なコストがかかってしまい、非課税メリットを享受しても最終的なリターンが目減りする可能性があります。
- 事前に「目論見書」などでしっかりとコストを確認する必要があります。
2. 商品選定に知識と手間がかかる
つみたてNISAの対象ファンドは「お墨付き」の安心感がありますが、対象外のファンドは、自分で一つ一つ内容を精査する必要があります。
- 信託報酬やその他の費用
- 連動する指数の詳細
- 過去の運用実績(ただし、過去の成績は将来を保証しません)
- ファンドの純資産総額や資金流出入の状況(人気があるか、安定しているか)
などを自分で調べて判断しなければなりません。
デメリットのポイント:
- 投資初心者にとってはハードルが高く、誤った選択をしてしまうリスクがあります。
- 情報収集や比較検討に時間がかかり、手間が増えます。
3. 運用報告書などの情報が簡素な場合がある
つみたてNISA対象ファンドは、金融庁の基準で情報開示も充実しています。一方、対象外のファンドの中には、運用報告書などが簡素で、投資家が情報を十分に得られないケースもゼロではありません。
デメリットのポイント:
- 透明性が低いファンドは、投資判断が難しくなることがあります。
- 投資先の健全性や運用状況を把握しにくい場合があります。
どんな人が「つみたてNISA対象外」のファンドを選ぶべき?
これらのメリット・デメリットを踏まえると、「つみたてNISA対象外」のインデックスファンドを選ぶことを検討すべきなのは、以下のような方々でしょう。
- 新NISAの成長投資枠も活用したいと考えている方
- 投資に関するある程度の知識があり、自分でファンドの選定ができる方
- 特定の市場やテーマ、セクターに特化した投資をしたい方
- つみたてNISAの非課税枠を使い切り、さらに非課税投資を拡大したい方
- より低コストなファンドを追求したい、または特定の指数に連動するファンドを探している方
逆に、
- 投資はこれから始めたい初心者の方
- 手軽に、安心して、長期的な資産形成を目指したい方
- ファンド選びに時間をかけたくない方
は、まずは「つみたてNISAの対象ファンド」を中心に選ぶことを強くおすすめします。
まとめ:「非課税の恩恵」を最大限に活かす選択を!
「つみたてNISA対象外」のインデックスファンドを選ぶことには、より細やかな投資戦略を立てられたり、さらに低コストなファンドを見つけられたりといったメリットがある一方で、自分で情報収集や選定を行う手間や、リスクを理解しておく必要があります。
2024年から始まった新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を組み合わせることで、より幅広い選択肢の中から自分に合った投資を行うことが可能になりました。
重要なのは、
- ご自身の投資経験や知識レベル
- どんな目的で、いつまでに、どれくらいの資金を増やしたいのか
- どの程度までリスクを取れるのか
をしっかりと考え、それに合ったファンドを選ぶことです。
無理なく、そして後悔しない投資を続けるためにも、メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、賢い選択をしてくださいね!