ギョッ!コンタクトレンズが「欠けた・破れた」!その原因と今日からできる予防策


朝、快適だったコンタクトレンズを外そうとしたら…「あれ?レンズが欠けている!」「端っこが破れてる!?」

思わず「ギョッ」としてしまいますよね。目に直接触れる大切なコンタクトレンズが破損していると、目に傷がついていないか、健康に影響はないかと、不安になってしまうものです。中には、破片が目の中に残ってしまった、なんて恐ろしい経験をした方もいるかもしれません。

コンタクトレンズの破損は、決して珍しいことではありません。原因を知り、正しい予防策を実践することで、このようなトラブルを未然に防ぎ、あなたの目の健康を守ることができます。

この記事では、コンタクトレンズが欠けたり破れたりする主な原因から、今日からすぐに実践できる破損予防のコツ、そして「もし破れてしまったら!?」という時の対処法まで、詳しく解説します。もう、レンズの破損でヒヤッとすることはありません!


「欠けた・破れた」なぜ?コンタクトレンズ破損の主な原因

コンタクトレンズは非常にデリケートな製品です。ちょっとした不注意や、日頃の習慣が原因で、簡単に破損してしまうことがあります。

1. レンズの乾燥が最大の敵!

  • 装着中の乾燥: 長時間装用、エアコンの効いた部屋、パソコンやスマートフォンの見過ぎなどで目が乾燥すると、レンズも水分を失い硬くなります。乾燥して硬くなったレンズは、まばたきや指で触れた際に、摩擦で欠けたり破れたりしやすくなります。

  • ケースでの乾燥: レンズケース内の保存液が少なかったり、フタがしっかり閉まっていなかったりすると、レンズが乾燥してパリパリになり、取り出す際に破損しやすくなります。

2. 強い力での取り扱い・不適切なケア

  • 指の爪で傷つける: レンズを指で扱う際、爪が当たって表面に傷がついたり、縁が欠けたりすることが非常に多いです。特に、爪が長い方は注意が必要です。

  • 指の腹ではなく、指先で触る: 指の腹ではなく、指先や爪に近い部分でレンズを掴もうとすると、力が集中して破損の原因になります。

  • こすり洗いの力加減: レンズを洗浄する際、ゴシゴシと強くこすりすぎると、レンズに負担がかかり、傷がついたり破れたりする原因になります。

  • 不適切な保存: レンズケースに雑に押し込んだり、無理にフタを閉めたりすると、レンズが挟まって破損することがあります。

3. レンズの劣化・使用期限切れ

  • 長期装用レンズの劣化: 2週間交換や1ヶ月交換などの長期装用レンズは、毎日使うことで少しずつ劣化が進みます。見え方が悪くなったり、汚れが落ちにくくなったりするだけでなく、素材自体がもろくなり、破損しやすくなります。

  • 使用期限切れ: 決められた使用期限を超えてレンズを使用すると、素材が劣化し、破損しやすくなるだけでなく、目のトラブルの原因にもなります。

4. その他(稀なケース)

  • 外れかかったレンズを踏む: 外したレンズをうっかり床に落としてしまい、そのまま踏んでしまうこともあります。

  • 目の異物: まつ毛や小さなゴミがレンズと目の間に挟まり、レンズに傷をつけてしまうケースも稀にあります。

  • 製造不良: ごく稀に、初期不良としてレンズに欠陥がある場合もあります。


今日からできる!コンタクトレンズ破損を予防する【5つのコツ】

大切なコンタクトレンズを破損から守るために、今日から実践できる簡単な予防策をご紹介します。

1. 外す前に「目薬」でレンズを潤す!

これが一番効果的な予防策です!特に乾燥を感じる時は、レンズを外す前にコンタクトレンズ用の目薬(人工涙液)を2~3滴、たっぷりさしましょう。

数回まばたきをして、レンズと目の間に目薬を行き渡らせることで、乾燥して目に張り付いたレンズが柔らかくなり、スムーズに外せるようになります。

2. 「指の腹」で優しく!正しい外し方をマスターする

爪でレンズを傷つけないように、常に**指の腹(指紋のある柔らかい部分)**を使うことを意識しましょう。

  • ソフトレンズ: 利き手の親指と人差し指の腹でレンズの下側を優しくつまむように外します。力を入れすぎず、ゆっくりと。

  • ハードレンズ: 指の腹でレンズをそっとずらすか、専用のスポイトを正しく使いましょう。

焦らず、鏡を見て落ち着いて行うことが大切です。

3. 「爪」は短く整える、または細心の注意を払う

爪が長いと、レンズを扱う際にどうしても爪が当たりやすくなります。

清潔を保ち、できるだけ短く整えておくのが理想です。もし長い場合は、細心の注意を払い、絶対に爪がレンズに触れないように指の腹を意識しましょう。

4. レンズケースの「保存液」と「フタ」をチェック!

  • 保存液はたっぷり: レンズが完全に浸かる量の保存液を入れましょう。ケチらず、毎日新しい保存液に交換してください。

  • フタはしっかり閉める: フタが緩いと保存液が蒸発し、レンズが乾燥してしまいます。カチッと音がするまで、確実に閉めましょう。

5. 「使用期限」を必ず守り、定期交換を!

1日使い捨てレンズ、2週間交換レンズ、1ヶ月交換レンズなど、レンズの種類ごとに決められた使用期限を必ず守りましょう。

見た目は問題なくても、期間を過ぎたレンズは素材が劣化し、破損しやすくなるだけでなく、目の健康にも悪影響を及ぼします。

もったいないと思わずに、定期的に新しいレンズに交換することが、目の安全を守る上でも非常に重要です。


もしコンタクトレンズが破損してしまったら!?焦らず対処!

万が一、レンズが欠けたり破れたりしてしまったら、慌てず冷静に対処しましょう。

1. レンズの破片が目に入っていないか確認

  • 絶対目をこすらない!: 破片が目に入っている可能性があるので、絶対に目をこすらないでください。目に傷をつけてしまう危険があります。

  • 鏡で確認: 明るい場所で鏡を見ながら、破片が目の中に残っていないか、まぶたの裏まで丁寧に確認しましょう。

  • 人工涙液で洗い流す: もし破片が見える場合は、清潔な手でまぶたを優しく開き、コンタクトレンズ用の目薬(人工涙液)をたっぷりさして、洗い流すようにまばたきをしてみてください。

2. 目に違和感・痛みがある場合はすぐに眼科へ!

  • 自己判断は危険: 破片が取れたと思っても、目に違和感や痛み、充血がある場合は、無理に自己判断せず、すぐに眼科を受診してください。

  • 破片が残っている可能性: 目に見えない小さな破片が残っていたり、角膜に傷がついてしまっている可能性があります。

  • 症状がなくても念のため受診: 万全を期すなら、目に異常を感じなくても、一度眼科で診てもらうことをおすすめします。

3. そのレンズは絶対に再使用しない!

一度破損したレンズは、見た目がどんなに小さな欠けでも、絶対に再使用しないでください。

見えない傷や、菌が付着している可能性があり、目のトラブルや感染症の原因になります。もったいなくても、すぐに新しいレンズに交換しましょう。


まとめ:安全なコンタクトライフのために、正しい知識とケアを!

コンタクトレンズの破損は、誰もが経験しうるトラブルです。しかし、その多くは、ちょっとした不注意や、正しい取り扱いを知らないことで起こっています。

この記事でご紹介した「乾燥対策」「正しい外し方」「爪のケア」「ケースの管理」「使用期限厳守」の5つのポイントを実践することで、レンズの破損リスクを大幅に減らし、あなたの目の健康を守ることができます。

もし、万が一レンズが破損してしまっても、焦らず冷静に対処し、目に違和感があればすぐに眼科を受診することを忘れないでくださいね。

快適で安全なコンタクトレンズライフのために、正しい知識と丁寧なケアを心がけ、クリアな視界を楽しみましょう!

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