もしもの時に備える!医療保険で入院費・手術費をカバーする方法
「急な病気やケガで、入院や手術が必要になったら…?」
そんな時、真っ先に心配になるのが医療費ですよね。公的な健康保険だけでは、治療費のすべてをまかなえるわけではありません。
この記事では、公的医療保険でカバーできない費用を補うための「医療保険」の仕組みと、賢く入院費や手術費に備える方法を解説します。もしもの時に慌てないように、正しい知識を身につけ、安心して暮らせる準備を始めましょう!
公的医療保険だけでは不十分な理由
日本の公的医療保険は非常に手厚いものですが、残念ながらすべての費用をカバーできるわけではありません。
自己負担額:健康保険では、医療費の自己負担分(通常は3割)が発生します。
差額ベッド代:個室や2人部屋を希望した場合の差額ベッド代は、全額自己負担となります。
食事代・日用品代:入院中の食事代や、パジャマ、タオルなどの日用品代も自己負担です。
先進医療費:公的な健康保険が適用されない先進医療を受けた場合、費用は全額自己負担となり、高額になる可能性があります。
医療保険は、これらの自己負担分をカバーするためのものです。
医療保険の3つの基本保障
医療保険には、主に以下の3つの保障があります。
入院給付金
病気やケガで入院した際に、1日あたり〇〇円というように、入院日数に応じて給付金が支払われる保障です。この給付金は、差額ベッド代や食事代など、公的保険ではまかなえない費用に充てることができます。
手術給付金
所定の手術を受けた場合に支払われる給付金です。手術の種類によって給付金の額が決まっているものや、入院給付金に一定の倍率をかけたものが支払われるタイプなどがあります。
通院給付金
入院後に通院した場合に、給付金が支払われる保障です。最近は日帰り手術が増えており、通院で治療を継続するケースも多いため、重要な保障となっています。
賢く医療保険を選ぶためのポイント
保障期間を確認する
保障が一生続く「終身型」と、一定期間だけ保障される「定期型」があります。病気やケガのリスクは年齢とともに高まるため、長期的な安心を求めるなら**「終身型」**がおすすめです。
給付金の額を決める
1日の入院費用(差額ベッド代など)を考慮して、必要な給付金の額を決めましょう。たとえば、1日の自己負担額が5,000円、差額ベッド代が5,000円かかる場合、入院給付金を1日1万円に設定するといった考え方です。
特約の必要性を検討する
三大疾病(がん、心疾患、脳卒中)や先進医療、女性特有の病気などに手厚く備えたい場合は、特約を付けることができます。
まとめ:医療保険は「安心」を買うもの
医療保険は、単なる出費ではなく、もしもの時に経済的な不安からあなたを守ってくれる「安心」を買うためのものです。
病気やケガは、いつ、どんな時に起こるか分かりません。この機会に、ご自身の医療保障について見直してみてはいかがでしょうか。専門のファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いでしょう。