📊 年代別・性別の独身率(2020年国勢調査に基づく最新データ)
独身率に関する最新のデータは、主に総務省の国勢調査や、国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集などから確認できます。
ここでいう「独身率」は、一般的に「未婚」「死別」「離別」のすべてを含めた割合(婚姻関係にない人の割合)で算出されます。
2020年の国勢調査(総務省)の結果に基づく、年代別の独身率の概況は以下の通りです。
1. 男性 (独身率)
| 年齢階級 | 未婚率 | 独身率(未婚+死別+離別) |
| 20~24歳 | 95.24% | 95.46% |
| 25~29歳 | 72.88% | 73.75% |
| 30~34歳 | 47.35% | 49.23% |
| 35~39歳 | 34.54% | 37.51% |
| 40~44歳 | 29.07% | 33.15% |
| 45~49歳 | 27.15% | 32.61% |
| 50~54歳 | 24.23% | 31.28% |
出典:総務省「国勢調査」(2020年)
2. 女性 (独身率)
| 年齢階級 | 未婚率 | 独身率(未婚+死別+離別) |
| 20~24歳 | 92.34% | 92.88% |
| 25~29歳 | 62.43% | 64.50% |
| 30~34歳 | 35.25% | 39.31% |
| 35~39歳 | 23.64% | 29.69% |
| 40~44歳 | 19.39% | 27.40% |
| 45~49歳 | 17.57% | 28.07% |
| 50~54歳 | 15.17% | 27.88% |
出典:総務省「国勢調査」(2020年)
💡 データから読み取れる主なポイント
1. 30代の独身率の高さ
男性の30~34歳の独身率は約49.2%、女性は**約39.3%**と、依然として高い水準にあります。男性はこの年代で約半数が独身です。
特に男性は、30代前半でも未婚率が50%を下回らず、晩婚化の傾向が強く表れています。
2. 独身率の男女差
特に20代後半から30代にかけて、男性の方が女性よりも独身率が高い傾向が見られます。
25~29歳:男性 73.75% vs 女性 64.50%
30~34歳:男性 49.23% vs 女性 39.31%
3. 40代以降の傾向
40代後半以降は、未婚率の割合は落ち着くものの、離別や死別を含む独身率としては一定の割合で推移しています。
女性は40代後半以降、離別・死別の割合が男性よりも高くなる傾向があります(死別の項目が大きい影響)。
📌 補足情報:生涯未婚率(50歳時の未婚割合)
生涯未婚率とは、50歳の時点で一度も結婚したことがない人の割合を指します。
国立社会保障・人口問題研究所の2020年のデータでは、男性が28.25%、**女性が17.85%**となっており、過去最高を更新し続けています。