社会保険加入のメリットを徹底比較!手取り減をカバーして年収150万円以上を目指す働き方


「社会保険に入るとお給料が減って損をする」「扶養を外れるのが怖い……」

パートやアルバイトで働く方の多くが、このように「社会保険=手取りを減らすもの」というネガティブなイメージを持っているのではないでしょうか。確かに、月収8.8万円や年収130万円といった「壁」を超えると、お給料から保険料が天引きされるため、目先の手取り額は一時的に減少します。

しかし、実は**「社会保険に入ることで得られるおトク」**を金額に換算すると、目先の手取り減をはるかに上回るメリットがあることをご存知ですか?

この記事では、社会保険加入によるメリットを徹底比較。手取り減少を賢くカバーし、将来の安心と今の充実を両立させる**「年収150万円以上を目指す働き方」**の正解を詳しく解説します。


1. 意外と知らない!社会保険加入の「4つの強力なメリット」

社会保険(健康保険・厚生年金)への加入は、単なるコストではありません。実は、会社が保険料の半分を負担してくれる「実質的なボーナス」のような側面があります。

① 将来の年金が一生涯「2階建て」になる

扶養内の場合、将来もらえるのは「老齢基礎年金」のみです。一方、社会保険に加入すると「老齢厚生年金」が一生涯上乗せされます。

加入期間が長ければ長いほど、老後にもらえるお金は増え、さらに障害年金や遺族年金の保障も手厚くなります。

② 病気やケガで休んでも給料が出る「傷病手当金」

万が一、病気やケガで長期間働けなくなったとき、社会保険に入っていればお給料の約3分の2が「傷病手当金」として支給されます(最大1年6ヶ月)。これは、扶養内(第3号被保険者)にはない、本人加入者だけの特権です。

③ 出産・育児への手厚いサポート

産休期間中に支給される「出産手当金」や、育休中の「育児休業給付金」も、自分で社会保険に入っているからこそ受け取れる大きな給付です。将来のライフイベントを考えても、加入しているメリットは計り知れません。

④ 会社が「保険料の半分」を支払ってくれている

社会保険料は、あなたと会社が半分ずつ負担する「労使折半」です。あなたが月1.5万円払っているなら、会社も1.5万円、合計3万円分をあなたの将来のために積み立てていることになります。これは、自分自身で国民年金や国民健康保険を全額払うよりも、ずっと効率が良い仕組みなのです。


2. なぜ「年収150万円以上」が正解なのか?

社会保険に入った直後の年収(106万円〜125万円付近)は、保険料の負担によって手取りが加入前より減ってしまう「働き損ゾーン」になりがちです。

そこで目指すべきなのが、「年収150万円以上」のラインです。

手取りがプラスに転じるボーダーライン

  • 年収106万円: 手取りがガクンと減り、家計への影響が一番大きい。

  • 年収130万円: 扶養内ギリギリ。一番「調整」が大変な時期。

  • 年収150万円: 保険料を差し引いても、扶養内でいた時(103万円など)より手取り額が明確に多くなります。

150万円以上稼ぐことで、「手取りが減る」という心理的なストレスから解放され、働いた分だけしっかりと家計にお金が残る実感を得られるようになります。


3. 「壁」を突き抜けて稼ぐための3つのステップ

扶養を外れて、納得のいく手取りを確保するための具体的な進め方をご紹介します。

ステップ①:会社の「社会保険シミュレーション」を活用する

まずは、自分が社会保険に入った場合、具体的にいくら引かれるのかを把握しましょう。多くの会社では、担当者に相談すれば「月収15万円なら手取りはこのくらい」という概算を出してくれます。

ステップ②:シフトや職種を見直す

年収150万円を目指すには、月額で約12.5万円以上の収入が必要です。

現在の時給で、週に何時間働けば達成できるか計算してみましょう。もし今の職場で時間が増やせない場合は、時給の高い職種への変更や、スキマ時間での副業を検討するのも一つの手です。

ステップ③:配偶者の会社の「家族手当」を確認

自分の手取りだけでなく、世帯全体での収入を考えることが大切です。

配偶者の勤め先に「配偶者手当(家族手当)」がある場合、扶養を外れることでその手当がなくなる可能性があります。その分も含めて「年収150万円ならプラスになるか」を確認しておきましょう。


4. 社会保険は「全員加入」の時代へ

現在、社会保険の適用拡大が進んでおり、将来的には「短時間労働者は全員加入」という方向で議論がなされています。つまり、いつまでも「壁」を意識して働き続けること自体が難しくなる可能性があります。

それならば、「壁」に怯えてシフトを調整するエネルギーを、「どうすればもっと稼げるか」というポジティブな方向にシフトしたほうが、長期的なキャリアや家計にとってプラスになります。


5. まとめ:手取りの減少は「未来への投資」

「社会保険に入って手取りが減る」というのは、実は**「今使えるお金の一部を、将来の自分や万が一のときの保障に振り替えている」**という状態です。

  • 今の生活のために1円でも多く残したいなら、週20時間未満に。

  • 将来の安心と、しっかりとした手取りの両方を手に入れたいなら、年収150万円以上に。

「損をしたくない」という気持ちから、働く時間をセーブしすぎてしまうのは、実は自分の可能性を狭めてしまっているかもしれません。

この機会に、ぜひ一度ご自身のキャリアと家計を振り返り、「自分にとっての正解の働き方」を見つけてみてくださいね。迷ったときは、会社の担当者や家族に早めに相談してみるのが一番の解決策ですよ!