収入保障保険と定期保険はどっちが得?子育て世代に最適な組み合わせを徹底シミュレーション

 「子育てにお金がかかる時期、もし自分に万一のことがあったら……」

そんな不安を抱えるパパ・ママにとって、最も心強い味方が「死亡保険」です。しかし、いざ探してみると**「定期保険」「収入保障保険」**という2つの選択肢が出てきて、「結局、どっちが我が家に合っているの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実は、この2つは似ているようで、**「お金のもらい方」と「コストの合理性」**が全く違います。

この記事では、子育て世代が最も効率よく、かつ安く家族を守るための「正解」を、具体的なシミュレーションを交えて徹底解説します。最後まで読めば、あなたの家庭に最適な組み合わせがはっきりと見えてくるはずです。


1. 定期保険と収入保障保険の決定的な違い

どちらも「掛け捨て型」で、一定期間の死亡リスクに備える点では同じですが、中身は大きく異なります。

定期保険(四角い保障)

  • 特徴: 保険期間中、いつ亡くなっても受け取れる保険金(例:3,000万円)が一定です。

  • もらい方: まとまった金額を「一括」で受け取ります。

  • イメージ: 大きな四角い箱のような保障です。

収入保障保険(三角の保障)

  • 特徴: 時間の経過とともに、受け取れる保険金の「総額」が減っていく仕組みです。

  • もらい方: お給料のように「毎月○万円」と分割で受け取ります。

  • イメージ: 右肩下がりの三角形のような保障です。


2. どっちが得?保険料と受取総額のシミュレーション

子育て世代にとって、どちらが「お得」なのか。具体的な数字で比較してみましょう。

【設定条件】

  • 30歳男性

  • 60歳までの30年間保障

  • 必要保障額:スタート時 約3,600万円

比較項目定期保険(一括受取)収入保障保険(月払受取)
保障の形3,000万円がずっと一定毎月10万円(年120万円)
30歳時の受取総額3,000万円3,600万円
55歳時の受取総額3,000万円600万円(※最低保証あり)
月々の保険料(目安)約7,000円〜9,000円約2,500円〜4,000円

なぜ収入保障保険の方が安いの?

理由はシンプルです。**「必要な分だけを準備しているから」**です。

子供が生まれた直後は、将来の生活費や教育費として大きな金額が必要ですが、子供が成長するにつれ、将来かかるはずだった費用は減っていきます。収入保障保険はこの「必要額の減少」に合わせて保障額も減らすため、保険料を圧倒的に抑えることができるのです。


3. 子育て世代に「収入保障保険」が圧倒的に支持される3つの理由

① 遺族が「お給料」感覚で生活を再建できる

一括で3,000万円を受け取ると、気が大きくなって使いすぎてしまったり、逆に「将来が不安で使えない」と心理的な負担になったりすることがあります。毎月決まった額が入る形式なら、家計管理がしやすく、生活のリズムを崩さずに済みます。

② 保険料が安いため、教育資金に予算を回せる

浮いた月々数千円の保険料を、つみたてNISAや学資準備に充てることで、将来の「生きていくためのお金」をより確実に貯めることができます。

③ 非喫煙者割引などの恩恵が大きい

収入保障保険は、健康状態(タバコを吸わない、血圧が正常など)による割引制度が充実している商品が多く、健康な方ほどさらに「得」をする仕組みになっています。


4. 定期保険をあえて選ぶべき「特定」のシーン

収入保障保険が合理的だとしても、定期保険(一括受取)の方が適しているケースもあります。

  • 葬儀費用や遺品整理資金: まとまった現金がすぐに必要な費用。

  • 子供の大学入学金: 特定の時期にドカンと数百万単位で必要になる資金。

  • 借金の返済: 住宅ローン以外の借り入れがある場合。


5. 【結論】賢いパパ・ママの「最適組み合わせ」プラン

結論として、最も賢い備え方は**「収入保障保険をメインにし、足りない部分を定期保険で補う」**スタイルです。

おすすめの設計例

  1. メイン(生活費):収入保障保険

    • 月額10万〜15万円(遺族年金で足りない分をカバー)

    • 期間:末子が大学を卒業するまで(例:60歳や65歳まで)

  2. サブ(教育・予備費):定期保険

    • 一括500万円〜1,000万円

    • 期間:10年などの短期(最もお金がかかる中学〜大学時代をカバー)

このように組み合わせることで、「毎月の生活の安定」と「まとまった大きな出費」の両方に備えつつ、保険料を最小限に抑えることが可能になります。


6. まとめ:後悔しないために今すぐできること

「どっちが得か」の答えは、**「生活費を効率よく守るなら収入保障保険が最強、まとまった資金が必要なら定期保険が便利」**ということです。

もし、今の保険が「ずっと一定額の定期保険」だけなら、収入保障保険に切り替えるだけで、保障内容を維持したまま保険料を月々数千円安くできる可能性があります。

まずは一度、お手元の保険証券を確認してみてください。

「自分たちの生活費にいくら足りないのか?」

「子供が何歳の時に、いくら必要になるのか?」

この2点をイメージするだけで、あなたにとって最適な保険の形が見えてきます。


死亡保険の選び方決定版!自分に最適な保障額と期間を賢く決める具体策


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