学資保険はいつから入るのがベスト?「出生前加入」のメリットと大学入学時に間に合わない受取時期の注意点
「子供が生まれたら、教育資金のために学資保険に入らなきゃ」
そう考えている親御さんは多いですよね。でも、実は「生まれてから」では少し遅いかもしれない、ということをご存知でしょうか。
学資保険には、赤ちゃんが生まれる前から契約できる**「出生前加入制度」**があり、早く動くことで得られるメリットがたくさんあります。一方で、加入時期や設定を間違えると、最もお金が必要な「大学入学時」に学費が間に合わないという、笑えない失敗に陥るリスクも潜んでいます。
この記事では、学資保険のベストな加入タイミングと、後悔しないための受取時期の設定、そして「出生前加入」がなぜお得なのかについて、詳しく解説します。
1. 結論:学資保険に入るのは「早ければ早いほど」お得!
学資保険を検討するなら、**「妊娠中(出生前)」**が最も理想的なタイミングです。それには明確な3つの理由があります。
① 月々の保険料が安くなる
学資保険の保険料は、契約者の年齢と子供の年齢によって決まります。払い込み期間が長ければ長いほど、1回あたりの負担額は抑えられ、保険料の総額も安くなる傾向があります。
② 返戻率(収益性)がアップする
保険会社は、私たちが払った保険料を運用してお金を増やします。運用期間が長ければ長いほど効率が良くなるため、早めに加入した方が、最終的に戻ってくるお金(返戻率)が高くなりやすいのです。
③ 出産後の「バタバタ」を回避できる
赤ちゃんが生まれると、夜泣きや授乳、各種手続きで息つく暇もありません。ゆっくりと比較検討する時間を確保できるのは、実は「妊娠中」の安定期なのです。
2. 「出生前加入制度」とは?いつから申し込める?
多くの学資保険では、**出産予定日の140日前(妊娠中)**から加入が可能です。
Q. もし万が一のことがあったらどうなるの?
出生前加入をした後に、残念ながら赤ちゃんに万が一のことがあった場合、契約は無効となり、それまで支払った保険料は全額返金されるのが一般的です。そのため、大きなリスクなく検討することができます。
この制度を利用すれば、出生後すぐに「学資保険の保障」と「貯蓄」をスタートさせることができます。特にパパやママに万が一のことがあった際の「払込免除特約」が、妊娠中から適用されるのは大きな安心材料です。
3. 【要注意】「18歳満期」では大学の入学金に間に合わない?
ここが、学資保険選びで最も注意すべき**「最大の落とし穴」**です。
多くの親御さんが「大学入学は18歳だから、18歳満期でいいよね」と考えがちですが、ここに盲点があります。
推薦入試やAO入試の時期を考えていますか?
今の大学入試は、一般入試(2月)だけではありません。
推薦・総合型選抜(AO入試): 10月〜11月頃に合格が決まり、すぐに数10万円〜100万円単位の入学金納付が必要になります。
一般入試の前納金: 併願校への入学金支払いも1月〜2月に行われます。
もし学資保険の満期が「18歳の誕生日以降」に設定されていると、誕生日が1月〜3月のお子様の場合、合格通知が来たタイミングでお金が手元にないという事態になりかねません。
解決策:「17歳満期(受取)」に設定する
確実に学費を間に合わせるためには、満期を**「17歳」**に設定しておくのが鉄則です。これなら高校3年生の秋に受取金が手に入るため、どんな入試形態にも余裕を持って対応できます。
4. 加入時期を逃してしまった!1歳・2歳・3歳からでも遅くない?
「もう子供が3歳だけど、今から入るのは損?」と不安になる必要はありません。
確かに0歳児に比べれば返戻率はわずかに下がりますが、銀行に預けっぱなしにするよりは、高い収益性と「払込免除」という保障を得られるメリットの方が大きいです。
加入が遅くなった場合の対策:
短期払いを活用する: 10歳や15歳までに保険料を払い終える設定にすることで、返戻率を底上げできます。
不要な特約を外す: 子供の医療保険などは別で用意し、学資保険は「貯蓄特化型」に絞ることで、高い返戻率を維持できます。
5. まとめ:最高のタイミングで「賢い教育準備」を
学資保険のベストな加入時期は、間違いなく「今」です。
妊娠中なら: 出生前加入で返戻率と安心を最大化する。
受取時期は: 入試を逆算して「17歳」に設定する。
払込期間は: なるべく短く設定して効率よく増やす。
教育資金は、時間が最大の味方になります。後回しにすればするほど、月々の負担は増え、収益性は下がってしまいます。まずは今の年齢でいくら積み立てれば、将来いくら受け取れるのか、シミュレーションを取り寄せることから始めてみてください。
大切なお子様が18歳になった時、「準備しておいて本当によかった」と笑顔で言える未来を、今から作っていきましょう。