交通事故のむちうち、整骨院に通っても大丈夫?慰謝料や自賠責保険の手続きを損せず進める全知識


「交通事故に遭ってから首や肩が重だるい……これってむちうち?」

「病院だけでなく整骨院にも通いたいけれど、保険金や慰謝料が減らされたりしないかな?」

不慮の交通事故。事故直後は気が張っていて自覚症状がなくても、数日経ってからじわじわと痛みや違和感が出てくるのが「むちうち(頚椎捻挫)」の怖さです。

治療に専念したい一方で、気になるのが自賠責保険の仕組みや慰謝料のルール。「整骨院に通うと損をする」という噂を聞いて不安になっている方もいるかもしれませんが、正しい手順さえ踏めば、整骨院でしっかりとケアを受けながら、適切な補償を受けることは十分に可能です。

この記事では、交通事故の被害に遭われた方が、金銭的・身体的な損をすることなく、安心して回復に専念するための「整骨院通院の鉄則」を詳しく解説します。


1. 交通事故後、整骨院へ行く前に「必ず」すべきこと

事故に遭ったら、まず何よりも先に**「整形外科(病院)」を受診**してください。これは鉄則です。

なぜ最初に病院なのか?

  • 医師による「診断書」が必要: 警察に人身事故として届け出る際や、保険会社に治療費を請求する際に、医師の発行する診断書が必須となります。

  • 精密検査による客観的証拠: レントゲンやMRIなどの画像検査を行い、医学的な所見を得ることで、痛みの原因を明確にします。

  • 「因果関係」の証明: 事故から受診までの期間が空いてしまうと、「その痛みは事故によるものではない」と判断され、保険が適用されなくなるリスクがあります。

重要ポイント:

病院の先生に「整骨院でもリハビリを受けたい」と伝え、許可(同意)を得ておくと、その後の手続きがスムーズになります。


2. 整骨院で「自賠責保険」を利用するメリット

「病院の検査では『異常なし』と言われたけれど、ずっと首が痛い……」

そんなときこそ、整骨院の出番です。整骨院では、手技療法や物理療法を用いて、筋肉や神経の微細な損傷にアプローチします。

整骨院通院の利点

  • 手厚い個別ケア: 病院に比べて一人ひとりの施術時間が長く、丁寧な筋肉の調整が受けられます。

  • 通いやすさ: 夜遅くまで営業している院が多く、仕事帰りでも継続して治療を受けられます。

  • 精神的な支え: 事故後の不安な気持ちに寄り添い、日常生活のアドバイスをくれる先生が多く、心身のリカバリーに繋がります。

自賠責保険が適用されれば、窓口での負担金は原則0円。治療費、通院交通費、さらには休業損害なども補償の対象となります。


3. 知らないと損をする「慰謝料」の計算ルール

交通事故の慰謝料には、大きく分けて「入通院慰謝料」があります。これは通院日数や期間に応じて支払われるものです。

慰謝料の計算を左右する「通院頻度」

自賠責保険の基準では、一般的に以下の計算式が用いられます(※上限あり)。

  • 「治療期間(初診から完治・症状固定まで)」

  • 「実通院日数×2」

このうち、数値が少ない方に一定の日額を掛けて算出されます。

「痛いのを我慢して月に1回しか通わない」といった状況だと、実通院日数が極端に少なくなり、受け取れる慰謝料が大幅に減ってしまう可能性があるのです。

適切な頻度(週に2〜3回程度など)でしっかり通院することは、体を治すためだけでなく、「まだ治療が必要な状態である」という証明にもなります。


4. 保険会社から「治療打ち切り」を宣告されたら?

通院を始めて数ヶ月経つと、保険会社の担当者から「そろそろ治療を終了(打ち切り)しませんか?」と打診されることがあります。しかし、まだ痛みが残っているなら、無理に合わせる必要はありません。

対策と解決策

  1. 主治医に相談する: 治療を継続すべきかどうかは、保険会社ではなく医師が判断するものです。

  2. 「症状固定」まで通い続ける: 治療を続けてもこれ以上良くならない状態(症状固定)までは、通院を継続する権利があります。

  3. 後遺障害の申請を検討する: 痛みが残ってしまった場合は、後遺障害等級の認定を受けることで、別途慰謝料が支払われる可能性があります。


5. 失敗しない整骨院選びのチェックリスト

交通事故の対応に慣れている整骨院を選ぶことが、ストレスなく通院する秘訣です。

  • 交通事故専門の相談窓口があるか: 手続きのアドバイスをくれる院は頼りになります。

  • 弁護士と提携しているか: 保険会社とのトラブル時に専門家を紹介してもらえると安心です。

  • 病院との併用を推奨しているか: 「病院には行かなくていい」と言う整骨院は、かえって患者さんの不利益を招くため注意が必要です。


6. まとめ:賢い選択があなたの未来を守る

交通事故のむちうちは、後遺症を残さないための**「初期対応」と「継続的なケア」**がすべてです。

  1. まずは整形外科で受診し、診断を受ける。

  2. 保険会社に通院先(整骨院)を伝える。

  3. 病院と整骨院を併用しながら、適切な頻度で通う。

  4. 痛みがあるうちは妥協せずに治療を継続する。

このステップを守ることで、自賠責保険や慰謝料の手続きで損をすることなく、健康な体を取り戻すことができます。

「これって保険使えるの?」「保険会社とのやり取りが不安……」と感じたら、まずは交通事故の取り扱い実績が多い整骨院へ相談してみてください。あなたの心強いパートナーになってくれるはずです。


整骨院で保険はどこまで使える?知らないと損する適用範囲と正しく通うための完全ガイド



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