「終身保険はやめとけ」の噂は本当?加入して後悔する人の共通点と損をしないための全知識
「終身保険に入ろうかな」と調べると、必ず目にするのが**「終身保険はやめとけ」**という極端な意見です。
せっかく家族の将来や自分の老後のために良かれと思って検討しているのに、ネット上の否定的な声を聞くと「損をするのでは?」と不安になってしまいますよね。
結論から言うと、終身保険は**「目的が合致する人には最強の武器」になりますが、「仕組みを理解せずに加入した人には最悪の選択」**になり得ます。
なぜ「やめとけ」と言われるのか、その裏側にある真実と、加入して後悔する人の共通点を徹底解説します。この記事を読めば、あなたが終身保険に入るべきか、それとも他の手段を選ぶべきかがハッキリと分かります。
1. なぜ「終身保険はやめとけ」と言われるのか?3つの真相
反対派が主張する理由には、実は論理的な根拠があります。まずはその正体を知っておきましょう。
① 保険料が高く、家計を圧迫しやすい
終身保険は「一生涯の保障」と「貯蓄」を兼ね備えているため、掛け捨ての定期保険に比べて保険料が数倍から10倍近くになることもあります。
「月々3万円の支払い」が、加入当時は大丈夫でも、転職や出産などのライフイベントで苦しくなり、途中で払えなくなってしまうリスクを指摘しているのです。
② 早期解約をすると「確実に損をする」
終身保険の最大の罠は、契約から短期間(多くの場合、10年〜15年以内)で解約すると、戻ってくるお金(解約返戻金)が支払った保険料を大幅に下回ることです。
「急に現金が必要になったから解約した」という人が、元本割れを見て「騙された!」と感じることが「やめとけ」という声に繋がっています。
③ 資産運用の効率(利回り)が低い
「保険で貯蓄するくらいなら、新NISAやiDeCoで投資した方が増える」という意見です。
確かに、純粋な増え幅だけを比較すれば、株式などの投資信託に軍配が上がることが多いです。しかし、これには**「死亡保障」というコスト**が考慮されていないという落とし穴もあります。
2. 終身保険に加入して「後悔する人」の4つの共通点
後悔している人には、驚くほど共通したパターンがあります。これに当てはまるなら、加入は慎重になるべきです。
「貯金代わり」という言葉を鵜呑みにした
流動性(すぐにお金を引き出せるかどうか)を考えずに、貯金の全額を保険に回してしまうパターンです。
無理な保険料設定をした
将来の収入減や支出増を考慮せず、見栄を張って高額な契約をしてしまったパターンです。
保障内容と目的がズレている
「子供が小さい間だけの大きな保障」が欲しいのに、高い終身保険を選んでしまい、肝心の保障額が足りなくなっているケースです。
「低解約返戻金型」のルールを知らなかった
「払込期間中に解約すると返戻金が7割程度にカットされる」という特約を理解せず、途中で解約してしまったパターンです。
3. 逆に「終身保険が向いている人」とは?
「やめとけ」と言われる一方で、終身保険をうまく活用して大きな恩恵を受けている人もたくさんいます。
「強制力」がないと貯金ができない人
銀行預金だとつい使ってしまうけれど、口座振替で勝手に積み立てられる保険なら続けられる、というタイプの方には非常に有効な貯蓄手段です。
確実に「お葬式代」や「整理資金」を残したい人
投資には暴落のリスクがありますが、円建ての終身保険は受取額が決まっています。「いつ死んでも最低〇〇万円は残る」という確実性を求めるなら、これ以上の商品はありません。
相続対策を考えている人
現金で持っているよりも、保険金として残す方が「非課税枠(500万円×法定相続人数)」を使えるため、節税効果が非常に高いです。
4. 損をしないための「賢い加入術」3選
もし終身保険を検討するなら、以下の3つの戦略を意識してください。
① 「短期払」を活用する
一生涯払い続けるのではなく、60歳や65歳、あるいは10年といった短期間で支払いを終えるプランを選びましょう。払い込みが終われば解約返戻率が跳ね上がり、老後の資金効率が劇的に良くなります。
② 掛け捨て保険と「組み合わせる」
すべての保障を終身保険で賄おうとすると、保険料が跳ね上がります。
ベース(葬儀代など): 終身保険
子供が独立するまでの上乗せ: 安い掛け捨て(定期保険)
このように「ハイブリッド型」で組むのが、最も合理的で安上がりな方法です。
③ インフレ対策を考慮する
今の低金利が不安なら、**「外貨建て」や「変額型」**をポートフォリオに組み込むのも手です。ただし、これらはリスクもあるため、メリットだけでなくデメリットをしっかり説明してくれる担当者から選ぶのが鉄則です。
5. まとめ:噂に振り回されず「目的」で選ぼう
「終身保険はやめとけ」という言葉は、一部の側面(投資効率や流動性の低さ)だけを切り取ったものです。
もしあなたが、**「投資のようなリスクは怖いけれど、銀行よりは増やしたい」「万が一の時に家族に確実に現金を残したい」**と考えているなら、終身保険は非常に心強いパートナーになります。
逆に、「数年以内に使う予定があるお金」を保険に回すのは絶対にNGです。
大切なのは、ネットの噂を信じることではなく、**「自分のライフプランにその固定費が合っているか」**を見極めることです。